先代屋台で使用していた大太鼓の革、長い間破れたままでしたが、
この度ようやく修繕に出して両面張りかえました。
明治42年に新調した記録
昭和31年に張りかえの記録
そして平成25年に張りかえました。
明治26年に製作された先代屋台のお社の収納箱です。
明治22年に起こった水害の4年後になっていますので、
甚大な被害があって新調したのかもしれません。
現在の箱の状態は、4段の箱の枠を一度ばらして、再度無造作に
組み立てている上、底の二段は、くぎ止めして固定していますので、
文字を合わせられません。裏表が逆の部分もあります。
組合わせますと参考に「薗下組」・「明治弐拾六年巳旧八月」・
「一弐三四」「すずめ踊」らしき文字が書かれています。
この箱の天板にも墨で書かれているようですが、相当汚れていて
判読できておりません。またご紹介できる内容でしたら掲載します。
幣は、神の依り代となる傘鉾の他に屋台のお社にも取り付けます。
そして幟を高々と差し上げる事により、天より氏神様がここに降臨なさいます。